羽島市議会定例会は、令和4年12月12日午前に開催された。議題は主に一般質問の実施であり、市民生活や教育、防災と地域振興に関する重要なテーマが挙げられた。
特に、教育環境の改善と不登校問題に関する質問があり、星野 明議員が報告した。全国的な不登校児童割合が増加する中、羽島市の状況についても議論が行われた。教育委員会事務局長の今井田 明弘氏は、過去3年間における不登校児童の統計を示し、年度ごとの割合、特に中学校の生徒における無気力や不安といった原因について説明した。コロナ禍の影響を受けた年では、特に不登校児童の増加が懸念される。具体的には、令和元年度は0.7%、令和2年度は1.2%、令和3年度は1.0%の割合であった。
次に、衛生問題として羽島温泉の利用促進に関する質問があり、星野議員から市外利用者の減少が指摘された。市が市民に優しい料金設定を行い、また温泉のサービス改善に努めることで、リピーターを増やす必要があると提言された。健幸福祉部長である松原 雄一氏は、過去の利用料金の推移一部を報告し、今後の利用促進策について言及した。
また、コロナ禍がもたらした影響として、地域の公共交通手段、特にコミュニティバスの利用状況や復興方法についても話し合われた。減少した利用者数を回復させるための新たな施策が求められた。市の生活環境部長も、バスロケーションシステム導入などの具体策を示し、今後の取り組みを約束した。
その後、議会は終了し、各議員の再発言や提出された各議題が次回の議会で詳しく検討されることとなる。議事録は今後重要な記録として公表され、羽島市政の判断材料として利用されるだろう。