令和5年9月28日、羽島市議会第4回定例会が開催された。
本会議では、羽島市行政財産の目的外使用に係る使用料徴収条例の改正案など、各種条例案が審議された。それらは全て原案通り可決に至った。
特に注目すべきは、羽島市いきいき元気館を廃止に伴う関係条例の整備に関する議案である。この条例は、元気館が果たしてきた役割とは何かを問い直す契機と捉えられている。議論の中で、「南谷佳寛総務委員会委員長」は、「いきいき元気館廃止後の市民活動の場をどう維持するのかが重要だ」と強調した。
続けて、教育委員会が提案した羽島市立学校設置条例の一部改正案も可決された。市内で進められている教育体制の再構築に関し、「川柳雅裕民生文教委員会委員長」は「地域に根ざした教育を進め、未来の羽島を担う子供たちを育成することが求められる」と述べた。
また、令和5年度羽島市一般会計補正予算(第5号)や、国民健康保険特別会計補正予算が可決されたことにより、病院事業や水道事業の財政安定にも寄与する内容となっている。「松井聡市長」は、これらの予算が市民の生活向上に直結する次第であることを示した。
さらに、請願として上程された「濃尾大花火大会」の再開を求める請願についても議論された。議員たちの間で賛否が分かれる中、「後藤徹議員」は「市民が花火大会を楽しみにしていたことを忘れてはならない」と述べたが、最終的には不採択となった。しかし、市民の意見はしっかりと施策に反映する姿勢が求められる。