令和6年第1回羽島市議会定例会が開催された。議事は、会議録署名議員の指名から始まり、様々な議案についての質疑が行われた。
注目の議案として、令和6年度羽島市一般会計予算が上程された。市長の松井 聡氏は、予算案が市民生活を支える重要な役割を果たすと強調した。特に、学校の進入防止対策として小学校8校への施設改修事業が含まれており、後藤 徹議員は具体的な実施内容について質問を行った。教育委員会事務局長の今井田 明弘氏は、設計業務開始は令和6年4月で、工事は同年9月から行う予定であると述べた。
さらに、羽島市民の暮らしを守る「命と暮らしを守る羽島市民の防災減災条例」についても質疑があり、強化された防災対策の必要性が語られた。市長室危機管理担当部長の青木 茂生氏は、条例案が市民の意識向上を促すものであると説明し、市民からの意見を基に内容が充実されていると付け加えた。
一方、羽島市国民健康保険税条例の一部改正については、保険税の引き上げが提案され、堀 一男市民部長は、段階的に保険料水準を統一する必要性を説明し、引き上げの理由を述べた。特に、県からの納付金が増加する見通しに伴い、改正が必要であることが強調された。
他には、羽島市介護保険条例の一部改正が提案され、介護保険料の調整に関する質疑も行われた。三輪 弘司健幸福祉部長は、介護給付費準備基金の取り崩しを通じて、負担軽減を図る方針が表明された。
様々な条例改正や予算の承認が議題に上がり、次回の本会議に向けた議員の活動が期待される。議長の藤川 貴雄氏は、今後の審査について議員に促し、会議を閉じた。