令和6年第1回羽島市議会定例会が開会した。
この会議は、令和6年度の各会計予算や条例の改正など39件の議案が審議されるものである。
市長の松井聡氏は、この定例会において令和6年度予算案は8件、条例の改正は22件、令和5年度補正予算は2件などが含まれていると述べた。
特に予算案は重要なテーマとなっており、総額515億2,966万7,000円が計上され、一般会計だけで246億7,000万円が割り当てられている。
今後、議会運営委員会において、議案の追加説明が行われる予定であるため、議員には慎重な審議が求められている。
規模の大きい令和6年度予算案についても、引き続き市長は「市民と創る『安心・安全なまち』」という理念に基づき、適切な事業に財源を集中していくと明言している。
松井市長は、物価高騰の影響も踏まえ、給食費軽減や医療、福祉・子育て支援などの施策を継続し、市民の生活支援を強化する方針も示した。
これに対して、議会側からも予算の内訳やその使途について詳細な質問が寄せられることが予測される。
また、特別委員会の設置についても言及され、全議員で構成される委員会が議員定数や報酬について調査、研究を行うことが決定された。これにより、市議会の見直しや機能強化にもつなげる考えが示されており、議員間での良好なコミュニケーションが重要とされている。
さらに、未来に向けた施策も検討され、ゼロカーボンシティや防災・減災対策の推進が市政の課題とされ、松井市長は新たな施策展開を通じて市民との信頼関係を築くことを強調した。
このように、羽島市議会は新年度に向けて重要な議案の審議に臨み、地域に根ざした議論を展開していく必要性を認識している。