令和5年第5回羽島市議会定例会が11月29日に開会し、重要な案件の審議が始まりました。
今回の会議では、専決処分の報告や条例改正、特別会計の補正予算などが議題に上がりました。市長の松井聡氏は、開会挨拶の中で「議案内容については後ほど説明がある」と述べており、委員会付託を省略した議案も含まれています。
特に、羽島市職員の給与に関する条例改正については、国家公務員の給与に基づくもので、職員の初任給引き上げが含まれています。給与改定は高卒で1万2,000円、大卒で1万1,000円の引き上げが行われ、約388人の職員への影響が見込まれています。総務部長の橋本隆司氏は「これにより、一般職員は平均月額4,000円の増額が期待される」と報告しました。
また、羽島市特別職職員の期末手当についても0.1か月分引上げる改定が提案され、賛否の意見が交わされました。議会では、引上げ額として例示された市長約10万5,000円、副市長約8万7,000円、教育長約7万7,000円を参考に、特別職の必要性が議論されました。議員の中には、特別職職員の給与改定に法的根拠がないことから異議を唱える声も上がりました。
加えて、一般会計及び特別会計の補正予算の議案に対して花村隆氏が質疑を行い、特別職の期末手当引上げの理由や法的基盤について確認していました。
議会は今後、引き続き詳細な議案精読を行い、実質的な審議が進められる予定です。