令和3年6月18日に、羽島市議会の定例会が開催され、複数の議案が審議された。
本会議では、報告が行われた令和2年度羽島市一般会計繰越明許費繰越計算書など、9件の議案が一括で審議された。特に注目を集めたのは、羽島市市民管理広場条例に関する問題である。南谷清司市議が質疑を行い、「この条例は、信託から使用貸借への移行を検討しているが、移行する広場の件数は現状の10件すべてである」と質問した。これに対し、市民協働担当部長北垣圭三氏は、「新しい条例は、既存広場の適正な運用を促進することを目的としている」と回答した。
また、羽島市立学校体育施設の開放に関する条例についても議論され、教育委員会事務局長の加藤光彦氏が説明を行った。この条例改正により、利用者が午前8時から午後9時30分まで利用できるようになる旨が伝えられた。
さらには、羽島市一般会計補正予算(第7号)においては、消防活動に関する重要な協定が発表された。消防長の青木茂生氏によれば、「地元自治体との連携による消防車両の共同利用が、羽島市の環境安全を向上させる」と述べた。これにより、消防車の出動体制の強化が期待されている。
議会の最後には、各議案の採決が行われ、異議なしの声のもと承認が決定された。今後の議案の内容がどのように市民生活に影響を与えるか、注目が集まるところである。また、羽島市は令和3年8月までに、新型コロナウイルス感染症対応のための事業支援を行う予定であるとの報告も行われた。