羽島市は下水道使用料を39.5%引き上げることを決定した。これによる平均的な家庭では、月の料金が2,150円から3,000円に増える見込みとなる。
この引き上げの理由として、下水道事業の経営を持続可能にするため、さらに、全国的に見ても限られた受益者に対して公平な負担を求めるためであると説明されている。総務省からは、今後も使用料の適正化を強く指導されていることも背景にある。
下水道使用者は羽島市全体で約24,000人であり、加入者数の少なさからも、引き上げによる負担が懸念されている。市は、使用料引き上げによる財源を公営企業会計の健全化に用途を向けていくが、使用料金の引き上げが利用者の増加を促すかは疑問視されている。
一方、羽島市役所旧庁舎に関する議論も続く。松井市長も言及しているが、国の重要文化財指定に向けた検討が始まっておらず、旧庁舎の保存に関する市民の意識も十分ではない。建物の価値に触れられず、誤解に基づく負担感が市民の間で広がる懸念がある。
健康づくりについては、メタボリックシンドロームの該当者が羽島市内で増加傾向にあり、彼らへの適切な健康施策の実施が求められている。特に、羽島市のメタボ該当者は最近高い割合を示しており、今後の施策強化が市の大きな課題となる。
このような状況の中で、羽島市は健康づくりや地域コミュニティの活性化を通じて施策を展開し、引き続き地域全体の健康意識を高める必要がある。