令和3年第4回羽島市議会定例会が9月16日に開催され、報告や補正予算案など多くの議題が取り上げられた。
議事日程では、専決処分や財政状況に関する報告が重要な位置を占めていた。羽島市の財政健全化についての質問があり、議第4号の令和2年度羽島市健全化判断比率が報告された。これについて、松井聡市長は、昨年度比で改善されたことを示し、「今後も持続的な経営を目指す」と述べた。
さらに、財務について深堀りすると、議第5号における資金不足比率については、原一郎議員が質疑を行った。彼は、「今後の資金管理の方針はどのようになるか」尋ね、'assurance'について確認した。松井市長は、「市民の税負担を軽減するために、適切な予算措置を実施していく」と力強く表明した。
また、議第6号においては、放棄した債権についての報告がなされた。この件に関して、花村隆議員は「債権放棄の要因として、未納者への対応方法や今後の施策を明示することが求められる」と提言を行い、具体的な対策を求める声が上がった。松原雄一健幸福祉部長は、未納者への働きかけを強化する方針を明かし、「今後もAIやデータ解析を活用して、滞納者の早期発見に努める」とした。
さらに、今回の定例会では岐阜市との連携についても焦点が当てられた。議第65号の岐阜市及び羽島市における連携協約に関して、具体的取組方法について宮川憲人企画部長が詳細に説明した。彼は「地方自治体の連携が新しい展開を生み出すことについて、期待を込めている」とコメント。こちらも今後の地域づくりに関わる施策として注目される。
そのほか、議第69号、令和3年度羽島市一般会計補正予算の質疑も行われた。後藤國弘議員は、補正予算に含まれる健康管理システム改修に関して詳細な点を取り上げ、松原部長からは「市民の健康状態をマイナポータルで把握可能にする」と説明があった。
このように、多岐にわたる議題が討議された羽島市議会における定例会は市民福祉の向上を目指す重要な場であり、決定された事項が今後の市政にどう影響を与えるかが注目される。
次回の羽島市議会は9月28日に予定され、今回の決定事項についての進捗が報告される見込みである。