令和4年6月15日、田村市議会の定例会が開催され、市民の期待に応えるインフラ整備や経済対策が議論された。
市民が望むインフラ整備について、安瀬信一議員が発言。病院の建設が遅れていることに触れつつ、他の重要な整備項目も進行が遅れていると指摘した。
市長は、「再検討が必要な事業が多い」と答える一方、特に道の駅事業が進捗していないことを挙げた。道の駅の計画地の水量が確保できず、期待をかけていた市民の中には失望感もある。
安瀬議員は、下水道事業の請求時効による不平等是正について質問。佐藤上下水道局長は、設置された公共ますの数と金額を報告し、返還に向けた取り組みを説明した。それでも、安瀬議員は、「市民からの理解に至っていない」と強調し、納得を得るための施策が求められると述べた。
また、商店や農家、消費者を支援する経済対策についても話が及び、市ではプレミアム付きデジタル商品券事業やオンラインショップ事業を実施する計画があると吉田産業部長が述べた。
さらに、福島県沖地震による公共施設への影響が報告され、船引総合福祉センターの復旧見通しについても議論が交わされた。市長は、「安全性を確保しつつ、施設の役割を検証して進めたい」と述べた。
このように、今後の田村市には、市民の声に耳を傾けつつ、柔軟な対応が求められています。議員たちは市民生活を支えるため、各事業の進捗に関する情報を逐次市民に明らかにすることが重要であると反省している様子でした。