令和5年の郡山市9月定例会が10月18日に開催され、重要な議案が審議された。
議題の中でも特に注目されたのは、議案第135号から議案第164号まで、令和4年度の一般会計および農業集落排水事業の決算認定である。
このうち、令和4年度決算特別委員会の委員長である森合秀行氏は、26件の議案について当局の説明を了承し、認定すべきものと決まったと報告した。
安積永盛と郡山間の大黒橋補修工事に関する業務委託契約の変更についても議論された。市長の品川萬里氏が提案理由を説明し、当初の契約金額が変更された経緯を詳しく説明した。
品川市長は、議会の議決を経ずに契約変更を行ったことについて謝罪し、再発防止策を講じる必要があると指摘した。
一方、討論では吉田公男議員が、議案第165号の承認を得る前に契約変更をしたことに懸念を示し、市全体の組織的な問題を指摘した。
吉田氏は、組織の意識改善が求められると強調し、議案の否決が必要であるとの立場を取った。
そして、採決の結果、議案第165号は賛成多数で可決された。市議会の審議を経て、品川市長は閉会に際し、御礼の言葉を述べた。今回の議案審議を通じて、市は市政の透明性と信頼性を高める取り組みを進めることを誓った。