福井市議会は11月14日、令和5年12月定例会を開会した。
市政に対する一般質問では、村田耕一議員が公園の管理運営について質問を行い、既存公園の維持管理が地域住民の活動に依存している現状を指摘した。具体的には「通常、公園の管理運営においては、現状はどのようになっていますでしょうか」と述べ、管理の実態を市に問いかけた。市側は、は地域住民が公園を利用し管理する重要性を認識しつつ、清掃や遊具点検などの業務は市が主に行っていると説明した。
また、村田議員は公園の老朽化した遊具の更新についても言及し、「計画的な更新を検討すべき」と強調し、公園利用の充実に向けた具体的な方策実施を求めた。
続いて、空き家と空き店舗の対策についても質問され、東村新一市長は、事業承継に関する支援策の重要性を強調し、「本市では、空き店舗解消に向けた様々な取り組みが実施されている。弁護士や税理士を対象とした支援セミナー、不動産相談会など、多岐にわたる支援を行っている」と述べた。特に、事業承継として412件の相談があり、53件で承継が実現した実績を紹介した。
健康問題に関しては、特定健康診査と特定保健指導の実施率が低迷していることが報告され、健康づくりのために、今後は未受診者への勧奨や参加の促進を強化する方針が示された。