令和6年8月26日、福井市議会において議員全員協議会が開催され、令和6年度9月補正予算案が主な議題となった。
池上議長の挨拶に続き、西行市長が補正予算案の概要を説明。この中で、福井フェニックスまつりが好評だったことを伝え、新しいまちづくりのビジョンを述べた。市長は、"このにぎわいがさらに広がるよう、イベントの実施や市民の意見を伺いながら進めてまいります"と語った。
今回の補正予算案は、新幹線開業後のまちづくりの推進などを目的としており、東公園周辺の環境整備を含む取り組みが計上された。具体的には、一般会計で4億1,446万5,000円、特別会計では3,719万1,000円が追加され、全体の予算総額は2,392億4,391万2,000円となる予定である。
特に注目されるのは、新幹線開業に向けた地域振興施策や、福祉政策、農業災害復旧など多岐にわたる内容だ。西行市長は"地域のニーズに応じた施策を展開することが肝要"と強調し、より具体的な案が俎上に載せられた。
また、佐藤財政部長による詳細な説明で各会計別の内訳が示され、市民にとって意味のある施策を連携して推進する考えが示された。たとえば、養浩館庭園内のサイン多言語化整備や、ふるさと納税を活用した返礼品の生産支援も計画されていることが伝えられた。
会議は約13分で終了し、今後の取り組みが期待される中、北信越市議会議長会からの表彰状等の伝達式が予定されていることも伝えられた。池上議長は最後に、全員に対し協議会への参加と意見表明を促した。