令和元年6月福井市議会定例会が24日に招集された。
この定例会では様々な議案が審議されることとなり、注目が集まる。
議題のひとつである令和元年度福井市一般会計補正予算案は、10億3,715万8,000円の追加となる見込みだ。補正後の一般会計予算額は1,069億5,815万8,000円に達する。
市長の東村新一氏は、今回の補正予算案の必要性について述べた。国や県からの補助金に対応するための予算措置が急務だと言及し、様々な施策を推進するために必要な資金が求められている。
市長はさらに、北陸新幹線の建設進捗に言及。第2福井トンネルが貫通した事や、九頭竜川橋梁の橋桁がつながったことを強調した。4年後の開業に向けた期待を表明した。福井県の設立法人動向調査により、県内の法人設立が増加したことも、地域経済の活性化として挙げた。
また、請願第1号「日米貿易交渉の中止を求める意見書提出について」や、第2号「核兵器禁止条約への賛同と批准を求める意見書提出について」という重要な請願も上程された。これにより多くの議員が意見を述べ、今後の対応が注目されるだろう。これらの議題については、それぞれ所管の委員会に付託されることになっている。
議会は成立し、出席議員から特別な異議なく事務が進められた。議題に対する質問もなく、今後の議論が待たれる。議長の堀川秀樹氏は、これらの案件についての慎重な審議を呼びかけた。
福井市は、地域の発展と市民生活の向上を目指し、様々な施策を推進していくとしている。議会の決定が市民にとってより良い方向に進むことを期待している。