令和元年6月17日、福井市の議員全員協議会が開催された。
この会議では、令和元年度の6月一般会計補正予算が議題となった。堀川議長は、議員一同への感謝の意を表し、会議のスタートを告げる。
東村市長は、補正予算案の概要を説明し、新しい時代の幕開けにおける市の発展を強調した。また、新幹線開業に向けた進捗状況についても言及した。具体的には、北陸新幹線の工事が順調に進んでいるとし、将来の地域の魅力向上に向けた施策が必要であると述べた。
その補正予算案の規模は、一般会計で10億3,715万8,000円の追加が見込まれ、総額は1,069億5,815万8,000円になるという。市長は、これにより地域の経済活動を促進し、観光や誘客に影響を与える施策の実施が重要であると強調した。
続いて、村田財政部長が財源の詳細を説明した。地方特例交付金や国庫支出金の増額、また新たに設けられた福井プロモーション事業に関連する予算が計上されたことも明らかにされた。具体的には、地域介護福祉や保育の無償化対策など、生活支援の充実を目的とした複数の施策が打ち出された。
その中でも、幼児教育・保育無償化対策事業には特に大きな額が計上され、育児世代へのサポートを一層強化するスタンスが明示された。同事業は、経済的負担を軽減するための重要な施策として期待されている。
議会は他にも、並行在来線の開業準備に向けた出資や、高齢者の予防接種事業など、多岐に亘る具体的な施策が検討されていることを確認した。これらの施策は、新しい時代を迎えるにあたり期待される地域の発展を支える基盤となることが期待されている。
会議の最後に、堀川議長は本日の協議事項が終了したことを報告した。