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福井市、少子化対策と北陸新幹線開業で経済活性化へ

令和5年3月1日、福井市議会で少子化対策や北陸新幹線開業に向けての施策が議論された。市長は支援策を強化する方針を示した。
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令和5年3月1日に行われた福井市議会では、複数の重要なテーマが取り上げられた。特に少子化対策や北陸新幹線の開業についての議論が目立ち、市長や関係者の取り組みが強調された。

一般質問の中で、19番の片矢修一氏は、少子化問題が国の大きな課題であるとし、地方自治体が果たすべき役割について訴えた。氏は、「結婚・妊娠・出産・子育てに希望を見いだせる環境を整備することが重要だ」と指摘し、福井市の少子化対策として、結婚支援や子育て支援の拡充を求めた。

これに対して市長の東村新一氏は、福井市が行っている結婚支援施策について詳細を説明した。具体的には、婚活スクールの実施や、未婚化・晩婚化を防ぐための様々な支援があると述べつつ、今後も民間企業と連携し、婚姻数の増加に向けた施策を強化する考えを示した。

また、福井市では、北陸新幹線の開業に向けた準備も進めている。都市戦略部長の桑原雄二氏は、新幹線がもたらす経済波及効果について言及。「約309億円の経済波及効果が見込まれ、関西方面とのアクセス改善が期待されている。」と強調した。

さらに、アリーナの整備に関しても質問があり、アリーナが福井市の活性化に寄与することが期待されている。総務部長は、特にスポーツイベントやコンサートでの利用が見込まれており、年間54万人の来場者を見込むとの試算を提示した。

ただし、アリーナの運営にあたっては、民間資金がメインとなり、行政からの財政支援はない方針が示されている。これに対し、議員からは運営サポートの必要性や、地域の活性化に向けた方策の確保が求められた。

最後に、市は水道料金や下水道使用料の減免について、物価高騰への支援策を求められたが、これには前向きな回答がなかった。今後財政運営や庁内の検討が必要なことが多いとされていて、福井市は新たな施策を導入し、市民の生活を支える努力が求められている。

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議会名令和5年3月福井市議会定例会
議事録
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