令和3年5月20日、福井市議会臨時会が開催された。
この会議では、議長の辞職及び新議長の選挙が重点的に議論された。
議会は定足数に達し、スムーズに開会された。議長見谷信三氏は一身上の都合により辞職願を提出した。
この辞職は拡がるコロナ禍の影響も強く、会議の冒頭で同氏は「市民の生活は厳しく、これからの市政に向けしっかりと努めるべき」と述べた。
副議長の片矢修一氏も続いて辞職の意向を示した。両者の辞職を受けて、議長と副議長の選挙が急遽行われることが決定された。
新議長には皆川信正氏が選任され、副議長には玉村正人氏が選出された。
皆川新議長は当選挨拶で「身に余る光栄である」とし、議員及び理事者との協力を強調した。玉村副議長も「市政課題に真摯に取り組んでいく」と述べ、議会運営への決意を表明した。
次に、常任委員会委員及び議会運営委員会の選任、そして地域圏議会議員や広域連合議会議員の選任が行われた。
また、様々な補正予算の専決処分に関する報告もあり、皆からの承認を得ることができた。
最後に、東市長は感染症対策や経済支援について報告し、市民への協力を呼びかけると共に、新型コロナウイルス対策に引き続き全力を尽くす所存であると述べた。