令和3年12月7日、福井市議会で行われた定例会において、子育て世代に優しいまちづくりや地域災害への対策についての一般質問が行われた。
最初に、授乳施設やおむつ替え施設の不足についての質問が出た。出席した議員は、男性が利用できるおむつ替え施設が少ないと指摘した。この点について、市民生活部長は、特に公共施設における設置が必要とし、検討を進めていることを説明した。ただし、導入には一定のスペースや費用がかかるため、現状では既存の設備を利用することを進める方針とのことであった。
次に、福井駅周辺の再開発における子どもが集える場所についての質問が続いた。都市戦略部長は、再開発事業や中心市街地の活動を通じて、子ども向けの安全な遊び場を増やすことに努めていくと述べた。福井市の再開発計画には、屋外の遊び場や子ども向けの催しの設計が織り込まれているとのことで、親子が楽しめるイベントも計画すると回答した。
また、災害対策として、改訂版洪水ハザードマップに基づく避難所の安全性についての質問もあった。市民生活部長は、指定避難所の一部が身近にある安全な場所に設けられているが、今後も新たな避難所の開設に向けて検討を進める考えを示した。特に、高齢者や障害者向けの支援体制の強化が求められている状況に対応すべく、避難支援プランの重要性が再度確認され、地域との連携の重要性も強調された。
市議会は議題を進める中で、市民の安全を守るための具体的な施策を明らかにすることを求め、議員たちは継続的な監視と議論を続ける姿勢を強調した。
市の取り組みや計画に対する市民の期待も高まり、子育て支援や災害対策が今後の大きな課題であることを改めて確認した。今後の定例会においても問題解決に向けた具体的な進展が求められる。