令和元年9月定例会が福井市議会で開会した。
議長の堀川秀樹氏は、出席議員が定足数に達していることを確認し、会議が成立したと述べた。
日程に沿って、まず会議録署名議員として泉和弥氏と藤田諭氏が指名された。
続いて、今定例会の会期が本日から9月26日までの25日間と決定された。
次に観光振興・歴史文化活用対策特別委員会の付託案件が扱われた。この案件について委員長の見谷喜代三氏が、観光施策の推進に関する報告を行った。
委員から観光地への誘導策の構築についての意見があがり、理事者は連携中枢都市圏内での観光周遊ルートの構築に取り組むことを強調した。
また、福井市観光振興計画の見直しと二次交通対策の重要性が指摘された。
続いて、市長の東村新一氏が令和元年度福井市一般会計補正予算案について説明した。
新たな施策として、警察との協議による防犯カメラ設置の支援や、休日急患センターの環境改善が挙げられた。
さらに、観光資源の開発に関して明智光秀に関連する環境整備事業や、一乗谷朝倉氏遺跡の観光促進について言及された。
市長は、これらの施策が将来の観光誘客に寄与することを期待していると述べた。
日程に代わり、予算特別委員会の設置及び委員選任が承認され、続けて陳情案件が審議された。新たな過疎対策法の制定を求める意見書が提案され、地方財政の充実を求める声も聞かれた。
また、美山庭球場「ウインク」の存続のための意見書提出も決定された。
最後に、監査委員と公平委員会委員の選任、人権擁護委員候補者の推薦についても審議され、全て異議なく決定された。
議長はこの日は散会を宣言し、議議題の日程を一通り終了した。