令和6年5月14日、議員全員協議会が開催された。
この会議では、臨時会に先立って重要な案件が協議された。議題には、議会の役職や特別委員会の選任が含まれている。議会運営委員会から堀江廣海議会運営委員長が報告し、臨時会での審議案件には承認報告や監査委員の選任に関する人事案件が含まれることが伝えられた。
特に監査委員について、西行市長が津田かおり氏と漆崎與氏の選任を提案した。津田氏は市議会議員としての豊富な経験を持ち、市政に貢献してきた実績が強調された。漆崎氏も、議会での活動が評価され、監査委員として適任であるとの発言があった。
次に、人事案件以外の議題として、第1号報告から第6号報告の内容が説明された。市長は専決処分について、地方税法改正に伴う福井市市税賦課徴収条例の改正や、過疎地域における固定資産税の課税免除に関する条例の改正について詳しく述べた。特に、能登半島地震による住宅や家財の損失に関連する特例の設置が話題に上るなど、即時対応が求められる状況が確認された。
また、第5号報告では和解及び損害賠償案件が取り上げられ、事故に伴う補償についても言及された。最後に、工事請負契約の変更についても西行市長が説明を行い、新ごみ処理施設整備に関する詳細を報告した。会議は特に質疑なしで進行し、今後の審議に向けた準備が整った。しかし、各議題に対して議員からの賛同や意見が求められる場面もなかった。
実質的な議題の進行がスムーズに行われたことは、議員各位の意見の統一や、迅速な決定に寄与したと言える。次回の本会議に備えて、これらの事項が再度協議される予定である。