令和3年8月30日に開催された議員全員協議会で、9月定例会初日の本会議に先立ち、令和3年度の9月補正予算案が協議された。
皆川 議長は、議員全員協議会の開催に感謝を述べた後、令和3年度9月補正予算案についての説明が始まることを確認した。
東村 市長は今回の補正予算案が大雨による災害復旧のために必要な予算措置であると強調した。
具体的には、補正予算案の規模は一般会計で5億5,891万円を追加し、補正後の予算総額は1,206億8,759万8,000円に達すると説明した。
一般会計の財源についても触れ、分担金や国庫支出金、県支出金の増加を含む詳細な数字が示された。
特に災害復旧に関する支出計画として、林業施設、農地、道路、河川、公園、八幡山の復旧事業の具体的な金額が列挙された。
例えば、農地・農業施設災害復旧事業には2億5,348万円が計上され、農業施設の復旧と追加補助率の引き上げが行われることが明言された。
また、東村市長は「中山間地域などにおける補助率をかさ上げして対応いたします」との発言もあり、地域別の対応に配慮が示された。
道路災害復旧事業には1億9,970万円が計上され、土砂崩れや路肩復旧の必要性が強調された。今回の補正予算案は、災害からの復旧を優先課題として位置付ける内容となっていると解釈できる。
最後に、皆川議長は本日の協議が終了した旨を告げ、議員全員協議会を閉会した。