令和4年8月22日、福井市にて議員全員協議会が開催された。
今回の会議では、令和4年度9月補正予算案が主要議題として取り上げられた。
東村市長は、補正予算案の概要を説明し、新型コロナウイルス感染症の影響および原油価格・物価高騰への対応が求められていると指摘した。
「新型コロナウイルス新規感染者数は依然減少に転じておらず、感染拡大が続いています。警報が延長されていることから、引き続き注意が必要です。」と述べた。
物価高騰についても触れ、7月の消費者物価指数が前年比2.6%上昇したことを挙げ、さらなる対応が必要であると強調した。
補正予算案には、一般会計で18億3,946万3,000円追加し、最終的な総額は1,274億4,096万5,000円となる。
「これは新型コロナウイルス感染症への対応や、物価高騰への施策を進めるための予算措置です。」と市長は強調した。
田口財政部長が具体的な数値を挙げながら説明を続けた。一般会計の財源確保施策として、国庫支出金や県支出金の追加を挙げ、様々な施策の推進を図る考えを示した。
例えば、新型コロナウイルスワクチン接種事業に4億8,358万6,000円、地域鉄道特別支援事業に2,709万5,000円が計上され、公共交通機関への支援が求められていることが明らかになった。
さらに、生活困窮者への光熱費助成事業や保育所給食材料費高騰対策など、地域住民への直接的な支援も強調された。
同市長は、「これらの予算が地域経済を支えるために重要です。」と、地域活性化の観点からも必要性を説いた。
この他、教育関連施策や地域開発に関する事業も盛り込まれ、多方面に亘る支援が計画されている。