令和４年５月17日、福井市議会は臨時会を開催し、重要な議題が審議された。
この会議では、議長の辞職と新議長の選挙が中心的なテーマとなった。
議長の皆川信正氏が辞職願を提出し、議会はその辞職を許可した。次に行われた議長選挙では、堀江廣海氏が新たに選出された。堀江議長は、就任挨拶の中で「お助けがないと務まりませんので、よろしくお願い申し上げます」と述べ、支援を求める姿勢を示した。
さらに、臨時会では副議長辞職に伴う新副議長の選任も行われ、村田耕一氏が選出された。村田副議長は、福井市政の着実な前進を求める意気込みを語った。議員たちは、新体制のもとでの議会運営を期待し、それぞれの役割に対する責務を再確認した。
また、複数の常任委員会委員や議会運営委員会委員の選任が承認され、その後様々な報告議案が審議された。特に、新型コロナウイルスに関連する補正予算や税制の改正に関する提案が重要な議題となった。市長の東村新一氏は、これらの専決処分に関する説明の中で、「新型コロナウイルスワクチンの接種体制を進め、生活困窮者支援にも取り組んでいます」と強調した。
多くの報告議案については、議会内での異議がなく了承されたが、一部議員が課税限度額引き上げに対しては懸念を示した。鈴木正樹議員は、「国保税の負担が大きく市民に影響を与えます」と反対意見を表明した。
結局、議会は全ての議題を承認し、議会は円滑に閉会を迎えた。これにより、福井市議会は新たなリーダーシップのもと、今後の政策運営に期待を寄せている。