令和5年10月30日、福井市で議員全員協議会が開催された。
この会議では、令和5年度12月補正予算案が主要な議題として取り上げられた。東村市長は、補正予算案の概要を説明した。注目すべきは、北陸新幹線福井開業が来年3月16日に決定したことであり、市民の期待が高まっている。福井市は、開業に向けた準備を万全に整えたい意向である。
補正予算案の規模は、一般会計で20億7,501万4,000円、国民健康保険特別会計で3億2,432万5,000円など、さらにその他特別会計も含めた総額が2,446億9,415万4,000円に達する。
これにより、新幹線開業に関わるさまざまな施策に資金を投入する。
清水財政部長は、詳細な会計計画を示し、原油価格や物価の高騰への対策も含むと述べた。具体的には、障害者福祉サービスや介護サービスにおける電気料金の補助が挙げられた。特に、福井市では市町と連携し、まちの活性化を図るプロジェクトに取り組む方針を示している。
新たに提案された施策として挙げられたのは「ふくい桜まつり新幹線開業記念事業」や「グリフィス記念館にぎわい創出事業」であり、地域の文化振興や観光活性化が期待されている。さらに、電子入札システムの改善や生活保護扶助費の増加に対する予算も整えられる。
八田議長は、すべての協議事項が終了したことを報告し、会議は午前10時16分に閉会した。議員たちは、補正予算案に関する審議を次回の定例会までに進める意向を示している。