令和2年6月に開催された福井市定例議会では、様々な議案が審議された。
会議は、議長の見谷喜代三氏による開会宣言で始まり、全32名の議員が出席したことが確認された。まず、鈴木正樹氏と奥島光晴氏の二名が、本日の会議録署名議員に選任された。
続いて、第39号議案から第49号議案までが一括して議題に上がった。審査結果を報告した池上優徳氏(建設委員長)は、令和2年度一般会計補正予算に関して、複数の河川整備事業が進められており、治水安全度が向上したと説明した。また、菅生敬一氏(総務委員長)も補正予算案について、市の繰越金を見込んでいることを述べ、新型コロナ対策のための財源確保を強調した。これに対し、山田文葉氏は中小企業への支援増額を求め、政府に対して追加措置を検討するよう求めた。
特に新型コロナウイルスに関連した議題が多く、美しい環境づくりや感染症予防策について特別委員会の設置が決定された。新型コロナウイルス等影響対策特別委員会には、水島秀晃氏や福野大輔氏を含む8名が選任され、今後の調査研究を進めることが議決された。
また、教育委員会教育長に吉川雄二氏を再任し、副市長には西行茂氏を選任することが承認された。農業委員会の各委員にも新たに24名が選任され、その重要性が改めて浮き彫りとなる議論が交わされた。
議長は会議最後に、新型コロナウイルスへの配慮を継続し、今後の対策に力を入れることを誓った。全ての議案が可決され、会議は円滑に閉会される運びとなった。議員たちは市民生活や地域経済の再生に向け、今後も一致団結して取り組む意志を示している。