令和２年９月、福井市議会は定例会を開会した。議会では、さまざまな議案が審議され、特に新型コロナウイルス対策が重要なテーマとして浮上している。
この日の議事では、新型コロナウイルス影響対策特別委員会の報告が行われ、「皆川 信正市議」がCOVID-19対応についての進捗を報告した。市では、第２波に備えて、教育機関や市施設の利用制限を策定し、相談体制を強化していると説明した。
次に、市長の「東 村 新一氏」は補正予算案について述べ、10億401万円の規模で一般会計補正予算を提案した。具体的には、感染拡大防止や地域経済の支援に重点を置き、観光促進策も視野に入れているとのこと。
また、北陸新幹線開業に向けたプロモーション活動の重要性も強調された。市は「福いいネ！」というブランドロゴを活用し、市の魅力を広く発信する方針だ。高知市との合同プロモーションも計画しており、感染状況を見極めて実施する方向だ。
市議会内では、委員からの報告や質疑応答が活発に行われ、新型コロナウイルスへの対応が住民生活に与える影響についても寄り添った意見が述べられた。特に、感染症の後遺症や質疑応答が重要になっているとの見方だ。市民は手洗いやマスク着用について引き続きの協力が求められる。
報告に対し質疑を許可したが、「質疑なし」との意見があり、委員会としては研究を続けることが決まった。また、予算特別委員会の委員人事についても多数名の委員が辞任したことを受け、新たな選任が行われ、新委員長として「水島 秀晃市議」が選任された。
福井市は、今後も予算審議を進めつつ、地域経済や教育機関への支援策を展開していく考えを示しており、目を離せない状況が続いている。