福井市の令和5年3月定例会では、雪対策や在住者支援についての重要な議題が議論された。
この冬、大きな降雪があった際、学校周辺の除雪はスムーズに進んだが、通学路から少し離れた地域では問題が生じた。教育長の吉川雄二氏は、雪で登校できなかった生徒について調査は行っておらず、各学校から報告を受け、校長が判断すべきとの見解を示した。しかし、雪が原因で学びの機会を失う生徒を把握しておく必要があると指摘された。
3月から導入される改正児童福祉法に基づく安全計画についても話題に上がった。市としては、市内保育所等に対し、計画の策定を周知させる準備を進めていると福祉部から報告された。
また、福井市児童館についての懸念も浮き彫りとなった。館長の慢性的不足が問題視され,教職員のO Bが多くを占めている状況が浮かび上がった。教育部長の林俊宏氏は,児童館職員の処遇改善に向けて,県内他市の状況を参考にすると述べ,さらに,教員O Bに積極的な参加を促すべきとの声も。
続いて,たばこに関する議論が行われた。市では,受動喫煙防止条例制定を検討中であり,市民生活部の廣瀬峰雄氏が,条例改正に向けて市民の意見を聴取する方針を示した。特に,新幹線開業に向けた施策の一環として,路上喫煙規制の必要性が訴えられた。