本日、福井市議会において、令和3年度9月補正予算案が協議された。
東村市長は、7月の大雨による被災者へのお見舞いを伝え、復旧に全力を尽くす考えを示した。
また、東京オリンピックの成果に触れ、市民の感動を与えた選手たちを称賛した。
新型コロナウイルス感染症が全国的に拡大する中、ワクチン接種の促進が重要な課題として挙げられた。
市長によると、8月17日時点で高齢者の86%が2回目接種を完了し、12歳以上対象者の45%が1回目接種を終えている。
市民に対し、さらなる接種の呼びかけが続いている。
今回の補正予算案は、全会計で2,248億4,132万1,000円に上ることが報告された。
一般会計の補正額は13億7,959万5,000円で、飲食店や商業活動への支援を目的とした施策が計上されている。
田口財政部長が具体的な事業内容を示し、感染拡大防止のための予算が含まれていることを強調した。
新型コロナウイルスワクチン接種事業には約1億2,823万3,000円が必要で、事業の迅速な遂行に向けた支援策が求められている。
地域経済への支援策として、ふくい元気「買い福(回復)」キャンペーンが新たに導入され、市内小規模店舗向けのデジタルクーポンが発行される計画である。
市長は、これらの施策が地域経済の復活を促進することを期待している。
さらに、新たな生活様式への対応を図るため、AIを活用したチャットボットのサービス拡充や、サテライトオフィス開設支援事業が計画されている。
これにより、窓口業務の効率化と市民サービス向上が見込まれる。
最後に、今後の審議において、これらの補正予算が適切に承認されることが期待されていると述べた。