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福井市、令和5年度予算案を発表 北陸新幹線開業を見据えた1,297億円超の計上

福井市議会で令和5年度当初予算案を発表。北陸新幹線開業を控え、教育や防災に注力。
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令和5年2月13日、福井市議会では議員全員協議会が開催され、予算案が議題として取り上げられた。

東村市長は、令和5年度当初予算案を「新たな時代を拓く ふくいの輝き実現予算」と位置付け、予算の大枠や特に力を入れるプロジェクトについて説明。開業を間近に控える北陸新幹線の影響が経済成長にどのように寄与するか、また新型コロナウイルスの影響を考慮した対応策についても言及した。

令和5年度当初予算は一般会計で1,297億7,500万円、特別会計765億9,100万円、企業会計317億8,700万円となっている。加えて、全会計の総額は2,381億5,300万円に達する。

市長は、予算編成の基本として、国の経済情勢を踏まえた税収見込みや、地方財政の動向を解析し、「北陸新幹線開業に向けた総仕上げ」や「安全・安心で豊かな地域づくり」、「未来を担う次世代への投資」に3つの大きな柱を設けたことを強調した。

特に、安全・安心な地域づくりへの取り組みが重要視されており、教育や防災、子育て支援に関連する投資が増加される見込みだ。

また、令和4年度3月補正予算案についても説明が行われ、原油価格や物価の高騰に対する対応策が講じられたことが報告された。一般会計61億8,776万2,000円、特別会計では国民健康保険特別会計で1億8,072万8,000円の補正予算案が考慮されている。

さらに、各種組合の予算についても情報が提供され、福井坂井地区広域市町村圏事務組合や鯖江広域衛生施設組合、福井県後期高齢者医療広域連合等の具体的な財政計画についても説明された。

協議の結果、議員には提供された情報に基づいて今後も審議が必要であることが指摘され、会の閉会となった。予算が無事に通過するかどうか、今後の審議の進展が期待される。

議会開催日
議会名令和5年2月議員全員協議会
議事録
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