越前市での定例会において、令和6年度の予算案が議論された。特に一般会計予算の内容が重要な焦点となり、議員からの詳細な質疑が続いた。
吉田啓三議長が開会を告げた後、日程に入ると、第八号議案の越前市一般会計予算に関する質疑が行われた。橋本弥登志議員は、補助道路維持改修事業の内容について問合せ、松村英行建設部長が詳細を回答した。維持改修事業には、神明町や馬場通りなどの舗装を含む。さらに、和紙の里通りのせせらぎ池の浄化装置が老朽化しており、改修が必要であると説明された。
橋本議員は道路の改修の必要性を強調。冬季などでのダメージを懸念し、具体的な改修案を求めた。さらにせせらぎ池の水質改善についても言及。松村部長はこの池に井戸水を流し込むシステムを説明し、運用の中で水質を改善する意向を示した。
さらに、川崎俊之議員は、芦山公園の整備について質疑を行った。今回の予算案にて、公園整備の予算530万円が計上されている。この整備には、樹木の伐採や展望台の塗装等が含まれ、また森林環境譲与税の活用が明かされた。川崎議員は、樹木伐採の必要性を認識しつつ、獣害対策についても触れた。
松村部長は市内でのボランティア団体との連携を強調し、自然保護の重要性を訴えた。村国山の整備に関しては地域住民との協力を基盤に進める方針で、新たな展望台整備がどのように進むのか注目が集まる。また、適切な環境整備の必要性が指摘された。
最後に安立里美議員から介護保険特別会計に関する質疑があり、新たな在宅介護用品支援事業が拡充されることが報告された。出口茂美市民福祉部長は支給方法を助成券へと変更したことを説明し、対象者が拡大した点を評価。月額支援が求められたこともあり、質疑の中で多くの意見が寄せられた。