越前市議会は令和5年12月定例会(第3号)を開催し、代表質問が行われた。
議事日程では、教育行政や公共交通の今後についてなど、様々なテーマが取り上げられた。
会派郷働の小玉俊一議員は、教育行政を中心に不登校に関する問題を提起した。
彼は不登校やいじめの影響について具体的な数字やデータを引用し、地域全体での協力を求めた。
特に不登校児童へのアプローチや、教育環境の改善については慎重な議論が必要と述べた。
また、中学校の部活動の地域移行についても言及し、教員の負担軽減や地域との連携が重要であるとの見解を示した。
次に、市民ネットワークの砂田竜一議員が人口問題について質問し、少子化の意識を高める必要性を訴えた。
加えて、地域公共交通の活性化策や市民が利用しやすい環境作りも重要であると強調した。
誠和会の大久保健一議員は、新幹線開業後の越前たけふ駅の乗降客数確保策について重視し、駅を活用した観光振興などを提案した。
また、国道417号や中部縦貫自動車道の整備がどのように市に好影響をもたらすかについても言及し、地域振興の視点を強調。さらに、企業誘致や観光面での広報も求める声が上がった。
一志会の清水一徳議員は、越前国府遺跡発掘調査について質問し、市民参画を促進するための体制整備を求めた。
また、指定管理者制度についても、運営状況や課題点の検証を進める方針を訴えた。
地域の観光資源、特に越前和紙に関しても言及があり、保護者や地域住民が一体となって支援策を強化する必要性が述べられた。
このように、越前市議会では、教育、交通、地域振興など様々なテーマが取り扱われ、それぞれの課題に対する具体的な提案が議論されている。