令和4年12月越前市議会定例会が開催され、一般質問が進められた。会期中、特に運輸業の支援についての発言が目立っていた。市民ネットワークに所属する砂田竜一議員は、運輸業が新型コロナウイルスや燃油価格の高騰に直面していることに懸念を示した。
砂田議員は、物流の重要性を強調し、市が運輸業の現状を把握し、適切な支援を行うべきとの見解を発表した。具体的なデータとして、越前市の運輸業事業所数が81であることを挙げ、運輸業が市民生活にとっていかに重要であるかを語る。
宮田尚喜産業環境部理事は、地域の運輸業は市の重要な経済基盤であるとし、その支援策について説明した。さらに、運輸業への支援方法が検討されていることも触れた。運輸業の専門家と連携し、実情に即した支援を模索しているという。
また、道路の除雪についての質問も挙げられ、特に冬季の道路維持管理に関する具体的な支援が求められた。特に高齢者や障害者の移動を考慮した除雪体制の強化が必要であるとの意見が出た。
さらに、市内の道路の整備状況についても言及される中、各議員が市の道路維持管理に関わる予算の重要性を指摘。道路の修繕が進んでいることは評価されたが、さらなる整備が求められる声も聞かれた。
これらの議論に続き、一般質問が進み、地域防災や子育て支援に関するテーマも論じられた。特に、子ども医療費の完全無料化や、学校給食の無償化についても質問があり、今後の市の施策に対する期待が寄せられるなか、実現に向けた具体的なプランが求められた。