令和3年8月30日、越前市議会は定例会を開会した。議事では、議席の一部変更や会議録署名議員の指名、会期の決定が行われた。
議席の一部変更については、吉村美幸氏の申出を受けて、議会運営委員会で協議が行われた。議長の川崎俊之氏は、変更内容を朗読した後、異議なしと認められ、変更が決定された。
続いて、会議録署名議員の指名が行われ、議長が加藤吉則氏、大久保健一氏、題佛臣一氏に指名することを提案した。これに対し、議員の異議はなく、指名が承認された。
会期については、議長が「本日から9月21日までの23日間」と提案し、異議なしと認められた。
次に、議案第47号から第56号までの審議が予告され、特に令和3年度越前市一般会計補正予算第4号などが提案された。この補正予算案は、新型コロナウイルス対策として観光推進事業やクーポン発行事業に必要な費用を計上するものである。
また、議案第57号では、越前市手数料条例の一部改正が提案された。デジタル社会の形成に対応するための改正で、個人番号カードの再交付に係る手数料規定を削除する内容となっている。
選任第4号では、欠員の出た議会運営委員の補欠選任が行われ、大久保健一氏を選任することが合意された。議長は「今後も市民のために尽力いただければ」と述べ、議員への期待を表明した。
市の財政状況については、奈良俊幸市長が報告を行い、コロナ禍における各種事業や割合の増加も理由に、安定した財政基盤の維持に取り組んでいることを強調した。市民に向けた新たな政策や制度の導入にも言及し、地域の活性化に意欲を見せた。