令和元年6月19日、越前市議会は定例会を開催した。
議案第43号から第46号までの専決処分について、質疑が行われ、異議なしで承認された。議題ではまた、越前市市税賦課徴収条例等の一部改正や食と農の創造条例の改正も提案され、活発な議論が展開された。
河西議員は、「越前市の食と農の創造ビジョンが、計画期間を終える前の重要なターニングポイントを迎えている」と述べた。これに対し、農林審議監の五十嵐達哉氏が「委員の増員により、新しい方向性を構築したい」と強調した。
議案第35号では越前市森林環境譲与税基金条例が提案された。橋本弥登志議員は「市民の理解を深めることが必要」とし、施行計画の具体化を求めた。この税は、令和6年度から開始され、住民税に影響を与える点でも課題となっている。大蔵企画部長の大蔵稔雄氏は「約4万5,000人が該当する」と説明、森林環境税の活用方法について市民参加型の取り組みを検討する姿勢を見せた。
補正予算に関しては、各委員会に付託される方針が示され、議会の議決を経て実行に移される運びとなった。例えば、農林業振興や、災害復旧費、商工費への対応が求められる。
最後に、議長の川崎悟司氏は「次回は6月20日に再開する」と述べ、会議は終了した。議会の決定とその影響は市民生活に関連し、今後の動向が注目される。