越前市議会は令和6年3月定例会を開催し、重要な議題が議論された。
この会議では、特に越前たけふ新幹線の開業が近づく中で、その経済効果について多くの質問が展開された。小玉俊一議員は、「新幹線開業後の越前市の経済波及効果をどう捉えているのか」と問うたのに対し、所管の諸山陽一産業観光部長は、過去の調査結果を引用しつつ、北陸新幹線開業による経済効果が約309億円と試算されていることを述べた。また、観光資源や製造業の成長が期待される中、越前市が新幹線の開通を契機に地域経済を活性化させるべく取り組んでいることが強調された。
また、定期的に実施されている質問では、防災対策の強化についても論じられた。特に松村建設部長は、水道インフラの耐震化の必要性や、災害時の上水道・下水道が迅速に機能するための対策が必要であると説明した。これは、国や県の基準に基づくものであり、具体的な計画も策定されているという。
加えて、看護人材の確保の問題についても意見が交わされた。市の福祉部門は、介護人材の不足感が高いと認識しており、看護学校への支援を継続している。現時点での看護師の不足は深刻であり、様々な対策を講じていることが報告された。