令和6年6月、越前市議会定例会が開催され、多くの市民関心事について議論が交わされた。
本会議は午前10時に開会され、議長の吉田啓三氏が議事を進行した。
まず、議事日程の通り、会議録署名議員の指名が行われ、清水一徳議員、桶谷耕一議員、砂田竜一議員が選ばれた。次に、定例会の会期について、議長は「今期定例会の会期は、6月13日から7月5日までの23日間と決定した」と述べた。
また、各議案の提案理由が市長の山田賢一氏により説明された。その中で、令和6年度一般会計補正予算が重要な議題となった。この補正予算には「新型コロナウイルスワクチン接種や物価高騰対策などが含まれており、安全で安心な生活を支えるための施策だ」と強調された。
さらに、議案第30号の附属機関設置条例の一部改正についても提案された。市総務部長の橋本尚子氏は「この改正では、名称変更と事務の見直しが行われる」と説明した。
地元の未来を見据えた施策が提案される中、特に議案第32号では南越前町との新斎場整備事業に関する連携協約の締結が取り上げられた。市民福祉部長の出口茂美氏は「新斎場の整備によりコストの低減を目指す」と述べた。
続いて、専決処分に関する議案(第33号から第35号)についても説明があり、各部長から具体的な内容の確認が行われた。特に、税収制度の改正案が多くの市民に影響を与えることから、議員間での質疑も活発に行われることが予想される。
全体を通して市民の期待に応える施策が多く盛り込まれており、議会の進行が注目される。定例会は今後も続き、さらなる議案審議が行われる予定である。