令和3年6月越前市議会定例会が7月2日午前10時に再開され、議事が進行した。
本日は主に条例改正や予算の補正案が議題に上がり、各委員長からの報告が行われた。
議案第35号、越前市市税賦課徴収条例の一部改正は、小形善信総務委員長により、原案通り可決することが報告された。これに対し、特に質疑はなかった。
続く議案第36号、越前市文化センター設置及び管理条例の一部改正において、吉田啓三教育厚生委員長が、文化振興に関する市文化協議会の活動が関連団体と連携を深める福利を期待している旨を述べた。
この改正案については、各委員からの要望として、持続可能な団体運営が強調された。委員会の審査結果は原案通り可決された。
さらに、令和3年度越前市一般会計補正予算(第2号および第3号)の両案についても、各委員長より原案通り可決すべきとの報告があり、異議なく承認された。
議案第42号から第44号は、越前市議会の基本条例や会議規則の改正案が議題となりました。片粕正二郎議会運営委員長は、市民との意見交換の場を設ける改正内容を明らかにし、オンライン形式の導入を強調した。
また、公共交通対策に関する調査報告では、前田修治公共交通対策特別委員長が市内のバス事業の現状について具体的な説明を行い、自家用車中心の生活環境が利用者減少を招いていると指摘した。
新型コロナウイルスの影響を受けた農業の現状についても言及され、米の需給改善に向けた請願が登場したが、結果的に不採択となった。農業従事者の厳しい実態が浮き彫りとなったが、委員の中にはより積極的な支援策の必要性を訴える声もあった。
会議の終盤では、川崎俊之氏が新議長に選任され、政策の進展に向けて市政の発展を誓った。おしなべて、越前市の未来に対する期待が高まる中、今回の定例会は閉会を迎えた。