令和3年1月越前市議会臨時会が、1月15日午後3時に開会された。コロナ禍の影響を受けた市民生活や地域経済について議論が交わされた。
議長の三田村輝士氏は、新年の挨拶を行い、新型コロナウイルスの影響で困難な一年だったと述べ、市民とともに対策を進めていく意向を示した。さらに、少子高齢化や人口減少、自然災害の問題にも言及し、市民参加の重要性を強調した。
続いて、奈良俊幸市長が挨拶を行った。市長は昨年の成果について紹介し、新庁舎の開庁や観光客の増加を挙げた。また、今年は北陸新幹線南越駅の開業に向けて、まちづくりを推進する意向を示した。特に、道の駅や産業集積プロジェクトについては重点的に取り組む考えを示した。
議事は、会議録署名議員の指名、会期の決定を経て、最も重要な議案第1号の工事の請負契約についてに移行した。小泉陽一産業環境部長が、武生中央公園屋内展示場建設工事の請負契約について詳しく説明した。この契約は、2億8,765万円で株式会社ウエキグミなどの共同企業体に落札された。
約1,604.57平方メートルの施設は、催事機能と倉庫機能を備えた2階建ての構造で、工事は令和3年7月30日までに完了する予定である。質疑の中では、施設の維持管理や設計の利便性に関する意見が交わされた。
最終的に、議案第1号は原案通り可決され、全ての付議案件が終了した。三田村議長は閉会の挨拶を行い、議会の活動への市民の支援をお願いした。議会は午後4時58分に閉会した。