令和6年6月、宇和島市議会定例会が開催された。
この定例会では、岡原文彰市長が主要な施策について説明した。
まず、豊後水道を震源とする地震災害からの復旧について述べ、防災対策に143億4,000万円の補正予算案を計上していると明らかにした。
市民の安全と生活の確保を最優先課題とする姿勢が見える。
また、議会改革特別委員会の最終報告も行われ、議員数を24名から20名に削減する意向が示された。
兵頭司博委員長によれば、人口減少を考慮した結果の決定だという。
議員報酬の増額に関しても、多くの意見が寄せられた。
次に、岡原市長はデジタルデバイドの解消、コミュニティの支援体制の構築などの施策も提案した。
テクノロジーの導入が市民の利便性を向上させると強調した。
今後は、依然として課題が残る状況で、議会としても迅速な決定を目指す。
その他にも、教育や公共施設の整備に関する議案が上程された。
例えば、伊達博物館設置条例の改正案では、入館料の引き上げが議論された。
また、軍艦戦士の処遇に関する条例も提案され、厳しい議論が予想される。
最後に、議員の皆さんからの積極的な意見が求められた。
市民の声を反映させるため、今後も透明性のある議会運営が求められる。
この定例会は、市民の期待に応えるため、地域の課題に真摯に向かう決意を示した。