令和4年9月6日、宇和島市議会定例会が開会した。
岡原市長は招集挨拶で、台風11号による被害は幸いにも報告されていないと述べた。気象台の情報によると、今日の夕方までは大気が不安定な状態が続くため、注意が必要だと強調した。
また、新型コロナウイルス感染症についても言及。市民の協力のおかげで、各地区の夏祭りを開催できたことを評価した。感染力の高い新型コロナウイルスの影響で、県内では依然として医療の逼迫が続いていることを懸念した。
補正予算案においては、新型コロナウイルス対応及び平成30年の豪雨災害の復旧に必要な経費として、約9億円を見込んでいる。岡原市長は、大規模なワクチン接種や公民館における防災拠点機能強化を含む取り組みを示した。
さらに、議案の詳細な説明が続き、宇和島市議会議員及び市長の選挙に関する公費負担改正の条例、育児休業や退職手当等に関する条例の改正など多岐にわたる議題について取り扱った。特に、議案第65号の一般会計補正予算案は、市内の福祉や教育の現場に大きな影響を与える提案となっていると考えられる。
議会の進行について議長の石崎大樹氏が進めると、議員からの反発もなく、全ての関連条項は一括処理される見通しだ。議員たちは今後の議案質疑に向けて準備を整え、議会終了後は各委員会に付託される予定についても確認した。特に、公共事業に関する背景などの説明が期待されている。
この会議を通じ、宇和島市の財政状況や感染症への対応が重要なテーマとして浮上し、議員たちの真剣な議論が続くことが示唆されている。