令和5年4月28日、宇和島市議会は臨時会を開催した。
議会は新型コロナウイルス感染症の影響や物価高騰への対策として重要な議案を議題とした。特に、令和5年度の一般会計補正予算は市民の生活支援施策が新たに盛り込まれており、注目が集まっている。
岡原文彰市長は開会の挨拶で、新型コロナウイルスの扱いが5類に引き下げられる中、今後の生活改善を期待する意向を表明した。また、物価高騰に対する支援策も強調し、必要な経費を補正予算に盛り込み承認を求めた。
総務企画部長の西本能尚氏は、令和5年度宇和島市一般会計補正予算について詳述した。この補正予算には、国からの支出金を計上し、さらには財政調整基金からの繰入れも含まれている。主に、子育て支援や地域とつながる商品券の拡充が目玉として提案された。
また、市民環境部長の古谷輝生氏は、宇和島市税賦課徴収条例の改正案について発表した。これは新たに施行される税法に対応するためだった。市民生活に直接関わる内容であり、早急な対応が求められていた。
これに関して出席議員からは質疑がなかったため、討論もスムーズに進行。後の採決では、両議案とも全会一致で承認された。議長の石崎大樹氏は、会期は本日1日のみとし、全議案が承認されたことを確認した。
岡原市長は閉会の挨拶で、提出された全ての議案が承認されたことに感謝を述べた。また、今後のタウンミーティング実施の予定についても触れ、市民との対話を重視する姿勢を示した。議会の円滑な運営と市民支援に向けた新たな施策が期待される。
この臨時会の結果、新型コロナや物価高騰に対する住民への支援策が強化される方向に進むことが確認された。施策の迅速な実施が今後の市民生活に影響を与えることが見込まれる。