令和3年12月20日、宇和島市議会は定例会を開催し、重要な議案を審議した。
主な焦点は、職員の人件費や国民健康保険、一般会計の補正予算に関する案件であった。議案第98号の「宇和島市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正」について、総務環境委員長の三曳重郎氏は、「人事院勧告に基づく改定であり、適切な措置だと考える」と述べ、多数の賛成を得て可決された。
また、議案第105号の「令和3年度宇和島市一般会計補正予算（第8号）」においても、新型コロナウイルス対応として職員の人件費の減額改定が行われることが説明された。この件に関し委員からは、「コロナ禍での支援が必要であり、職員の減額は問題ではないか」との意見もあったが、結局は合意形成がなされ、原案通過となった。
さらに、議案第122号の「令和3年度宇和島市一般会計補正予算（第10号）」では、子育て世帯への臨時特別給付金が10万円支給されることが決定された。市長岡原文彰氏は、「国の経済対策に即応したものであり、支援が急務である」と強調した。
副市長の選任に関する議案第123号も無事に可決され、玉田光彦氏の再任が決まり、彼自身の挨拶が行われた。彼は市民や議員への感謝の言葉を述べ、引き続き市政に尽力する意向を示した。
会議の終盤には、議員による派遣の決議も行われ、すべての議案が賛成多数で承認された。このように、宇和島市議会では市民生活に関わる重要案件が円滑に処理され、今後の施策に繋がることが期待されている。