令和4年3月、宇和島市議会が開催されました。この会議では、令和4年度の当初予算が提案され、特に障害者支援や新たな複合施設の整備が重点的に議論されました。
まず、令和4年度当初予算についての発言があり、一般会計は482億5,100万円とされています。この予算の主な理由は、新型コロナウイルス関連予算や豪雨災害からの復旧・復興関連予算の増大、また「選ばれるまち」へ向けた施策の一環として、新規事業が展開されることが強調されました。
特に上田富久議員は、ウクライナの侵攻に対して抗議する決議の必要性を強調し、「私たちは悲惨な状況を目の当たりにしており、戦争を二度と起こしてはならない」と厳しい口調で訴えました。また、東京マラソンでの地元選手の活躍も取り上げ、地域の誇りとなるスポーツ振興を期待した発言もありました。
次に、今回の会議で特に注目されたのが、複合施設の整備についてです。障害児・障害者支援に関連する施設が統合されることが話題となり、支援員の配置や業務内容についての見直しが提案されました。教育委員会や福祉団体との連携が重要視され、専門家の意見を基にした支援体制の強化が求められました。
また、津島やすらぎの里の再整備についても意見が交わされ、現存する施設の活用を求める声があった一方で、コスト面での問題も指摘されました。この課題に対しては、建設資材の高騰を考慮しながら慎重に進める必要があることが示唆されました。