令和4年9月7日、八千代市議会第3回定例会が開催された。今回の会議では、八千代医療センターの診療体制に関する問題など、地域医療に関する重要な議題が取り上げられた。議会において、三田登議員は、引き続き深刻な医療従事者不足の影響を訴え、診療体制の改善を要望した。
彼は指摘した。「医師や看護師の退職が相次ぎ、特に内科系5科の新規患者受け入れが中止されており、患者に多大な迷惑がかかっている」と述べた。具体的には、呼吸器内科や血液内科の医師が長期間不在であり、その結果、患者の受け入れがストップしている状況を強調した。
これに対し、健康福祉部長の糟谷龍郎氏は、医療センターでは現在も新規患者の受け入れ休止が続いていると返答した。彼は、「常勤医師の減少傾向が改善されていないため、現状は厳しい」と認めた。そして、医療従事者の採用に向け、八千代医療センターに要望書を提出した経緯についても報告した。
次に、配食サービスの補助金削減問題についても議論された。三田登議員は、独り暮らし高齢者向けの配食サービスの補助金が削減されたことで利用者が減少していることを指摘した。
「配食サービスの登録者は減り続け、100円の補助では弁当を頼むことができず、困窮している方々が増えている」と彼は強調した。そのため、元の300円に戻すことを求めた。
議会では、これらの医療と福祉に関する深刻な課題が多くの議員から提起され、今後の具体的な対策に期待される。特に、医療現場での人員確保に向けた迅速な施策が求められており、市の責任が強く問われている。