令和4年9月29日、館山市役所議場にて第3回市議会定例会が開かれた。
市議会は多岐にわたる議案の審議を行った。特に、千葉県市町村総合事務組合の数の増加や、選挙運動の公費負担に関する条例改正が注目を集めた。
千葉県市町村総合事務組合について質疑が行われ、「質疑はありませんでした」と総務委員会委員長の石井信重議員が述べた。選挙運動の公費負担に関しては、基準の変更理由について国の規定に基づくものとの説明があり、関心が高まった。
また、館山市職員の育児休業等に関する条例改正の質疑では、男性職員の育児参加を考慮した改正であると強調された。他にも、館山市国民保護協議会の構成に員を加える改正が予定されていることが知らされ、報告された。
令和4年度一般会計補正予算(第8号)について、テレワーク環境整備事業補助金が企業誘致に向けた新しい取り組みであることが説明された。また、9月12日には国が重視する従来型ワクチンの接種を促進するとの考えも示された。
介護保険特別会計補正予算(第1号)では、介護保険料の見直しについての質疑が行われ、今後の財源活用に関する期待感も語られた。
さらに、教育委員会委員の任命や、室厚美議員の辞職についても話題に上がった。議会運営委員会による選任が行われ、新たに鈴木順子議員が選任された。
これらの議題は市民生活に深い影響を与えると考えられ、それぞれの議案が全員一致をもって可決された。議長の石井敬之氏は、全議案の審議を終了し、閉会を宣言した。今後の議会活動についても、市民への説明責任と透明性を意識しながら進めていくことが求められている。