令和5年第4回館山市市議会定例会が11月30日、館山市役所議場で開催された。
出席議員は18名で、会期は26日間に決定された。議長の太田浩氏が議事を進める中、最初に会議録署名議員の指名が行われ、鈴木明子議員と石井敬之議員が選ばれた。
次に諮られた会期について、議会運営委員会の提案に従い、今回の会期は12月25日までと定められた。
また、会議日程も運営委員会の意見に基づいて決定され、議案の審議が行われることとなった。
今回の議案の中で特に注目されているのは、議案第73号の館山市職員給与条例等の一部改正である。千葉県人事委員会の勧告に準じ、職員の給与が引き上げられる。この改正では初任給と若年層を対象にした引き上げが行われ、勤勉手当も民間水準へ引き上げる意向が示された。
議案第74号の国民健康保険税条例の改正も注目だ。出産被保険者に対する国民健康保険税が免除される見込みで、住民にとっての実質的負担軽減につながると考えられる。これにより、特に新生児を持つ家庭への支援が強化される。
さらに、議案第80号の一般会計補正予算は、265億円以上の追加を提案しており、幅広い事業への影響が予想される。また、消防や土木問題などの各分野で重要な施策が進められるようだ。
市長の森正一氏はこれらの提案について、必要な財源確保を元にした予算編成が重要だと強調した。議会内での意見交換がどう進み、最終的にどのような決定が下されるかが注目される。議案の審議は、次回の12月12日より再開されることが決まっている。