令和3年12月定例会が開催され、市議会は多くの重要な議案を審議した。
本定例会では、補正予算や新たな条例案などの議題が一堂に上がり、議員たちが議論を交わした。
議案第57号では、令和3年度館山市一般会計補正予算(第10号)が提示され、総額226億5,781万6,000円と計上される見込みだという。
市長の金丸謙一氏は、民生費として新型コロナウイルス感染症に伴う子育て世帯への臨時特別給付金について、約2億6,709万8,000円の増額を説明した。
続いて、議案第58号の協議も行われ、安房郡市広域市町村圏事務組合の規約変更が提案された。
新設される安房地域水道事業統合協議会の事務局を共同処理事務に追加することが目的である。
また、議案第59号では、館山市立北条幼稚園に加え、令和4年4月からは館山市立那古幼稚園でも預かり保育が実施される予定となる。
議案第60号では、特定教育・保育施設における運営基準の改正が述べられ、電磁的方法による対応範囲が拡大される。
この他、議案第61号には介護保険条例の改正案が提案されており、要介護認定に係る審査員の人数が20人から25人に増加する内容が含まれている。
令和3年度一般会計補正予算(第11号)についても説明があり、総額230億243万4,000円に達する見込みだ。
歳出の主な内容としては、自立支援等給付事業や児童虐待防止に向けた見守り強化事業が採択されている。
これらの予算が新型コロナウイルスに対する取り組みを反映したものであることが強調されている。
最終的に、各議案は短時間の質疑応答を経て、ほとんどが異議無く可決され、一定の成果を上げた様子が伺えた。
また、会議は散会し、次の会議は12月8日に予定され、議案調査が行われることになった。