令和5年3月6日、館山市役所にて定例市議会が開催された。
この日程では、議案第8号から第20号までを含む多数の議案が審議され、主に個人情報保護や消防団条例の改正案が議題として取り上げられた。
議案に関しては質疑応答の時間も設けられ、全議案が所管の常任委員会に付託されることが決まった。その後、議案第21号から第24号までの補正予算に関する審議に移行し、特に下水道事業会計補正予算についての質疑が目立った。
9番の望月昇議員は、下水道施設の長寿命化対策事業について質問を行い、具体的な施策について市長の見解を求めた。市長の森正一氏は、鏡ケ浦クリーンセンターの安定稼働のために国の補助金を活用し、扉やシャッターの改修を前倒しで実施する計画を示した。
さらに、望月議員は年間の小規模な修繕を通じての安定的稼働の確保についても確認を行い、建設環境部長の笠井善幸氏は、毎年の維持管理が長期的なコスト削減につながるという見解を述べた。こうしたやり取りから、議会では下水道などのインフラ維持についての意識が高まっていることがうかがえた。
このほかにも、館山市の各種公共施設の整備計画や、保育所条例の改正など多岐にわたる議題が継続して扱われており、次回の議会でもこれらの案件に対する議論が続く見通しである。
次回の議会は3月8日に開催され、令和5年度の各会計予算についての議論が予定されている。議会の動向が注目される。