令和3年8月4日に開催された第3回臨時会では、館山市の一般会計補正予算案が審議された。
議長の石井敬之氏は、出席議員数が18名であることを確認し、開会を告げた。議事は、会議録署名議員の指名、会期の決定を経て、主要議案へと進んだ。
金丸謙一市長が提案した議案第44号は、令和3年度館山市一般会計補正予算に関するもので、災害補正としての特別な措置が求められている。市長によると、この補正は、7月3日に発生した大雨による災害に対処するためのもので、歳入歳出それぞれに1億4,510万円を追加することを目的としている。総額は221億4,227万3,000円に達し、特に農業用施設や土木施設の復旧工事に資金が振り向けられる。
具体的には、農業用ため池や農道、水路などの災害復旧工事に1,650万円を増額、さらに河川や道路の復旧工事に対しては1億2,860万円の増額が計画されている。また、歳入に関しては、国庫の支出金や市債の増額が含まれ、新たな資金調達が見込まれている。
議長はその後、質疑応答の時間を設け、出席議員に対して30分の質疑の機会を提供したが、質疑は行われなかった。続いて、委員会付託の省略に関する諮問が行われ、異議なく進行された。
討論の段階でも特に意見が集まることはなく、最終的には議長が原案どおりの可決を求めました。議案は無事に可決され、その後閉会の手続きが進められた。これにより、第3回市議会臨時会は終了となった。