令和3年9月1日、館山市役所議場において、第3回市議会定例会が開会した。
出席議員は18名で、議長の石井敬之氏が議事を進行した。
会議ではまず、議事日程に従い、会議録署名議員の指名が行われ、鈴木ひとみ氏と太田浩氏が選ばれた。その後、本定例会の会期が29日間と決定し、会議日程の決定も了承された。
次に、議案第45号から51号及び認定第1号から認定第5号までが上程された。金丸謙一市長は、これらの議案の提案理由を説明し、その中で重要な施策や予算の補正内容詳細が示された。
第45号議案では、館山市個人情報保護条例の一部改正が提案されており、デジタル社会に対応するための所要の変更が求められています。これに連動する形で、第46号議案も個人番号を利用する制度に関する条例の改正を提案した。
さらに、第47号議案は職員の服務に関する条例の改正であり、行政手続きの簡素化が図られます。具体的には、押印の廃止を目的とした改正が行われる。
議案第48号では、館山市ジビエ加工処理施設の指定管理者の選定について、合同会社アルコが候補となり、議会の議決が求められています。予算関係では、第49号議案において、令和3年度一般会計補正予算として1億5,873万3,000円の追加が提案されており、主な費用項目には獣害対策や新型コロナウイルスワクチン接種事業の拡大が含まれています。
また、令和3年度介護保険特別会計補正予算に関する第50号議案では、歳入歳出でそれぞれ2億7,202万5,000円を追加し、総額62億9,613万5,000円とされる。
最後に、大規模盛土事業の安全確保に関する意見書が提案され、7月に発生した熱海市の惨事を背景として、千葉県に対する要望が訴えられました。
全体として、今回の定例会は、デジタル化や行政の透明性を高める努力が見受けられ、市民生活の向上を目指す重要な議題で構成されているようである。