令和3年9月定例会の第3回が開催され、いくつかの重要な議案が可決された。大きな焦点となったのは、工事請負契約や補正予算案である。この日の会議では、市長 金丸謙一氏が工事請負契約の締結について説明し、市内清掃センターの設備改良に日立造船株式会社と契約を結ぶことを報告した。
この工事は、焼却施設の長寿命化を目的としており、コストは約30億6,680万円に上る。主な施策として、焼却設備やガス冷却設備の改修、処理工程に使用する電動機の高効率化などが含まれている。工期は2026年2月29日までの予定である。
また、議案第53号に関しては、令和3年度館山市一般会計補正予算の追加が提案された。歳出は8,914万9,000円の増額を含み、主な内容としては交通安全対策事業や新型コロナウイルスへの対策が挙げられている。特に、交通安全対策として、14か所の危険箇所に対しての改善計画がなされており、緊急点検結果からの追加的な発見への対応が求められている。
さらに、議案第54号から第56号にかけては、人権擁護委員や教育委員会委員の推薦、選任が行われた。これにより、地域の教育や人権問題に対する姿勢が明確にされ、市役所としての役割に信頼性が増している。最終的には、議会全体を通して、地元経済向上に向けた強化策や予算案が賛同を得て可決された要素は、今後のまちづくりに影響が出ると期待されている。